Google版のOfficeソフトウェアともいえるのが「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」「Googleスライド」です。
それぞれマイクロソフト社の「Word」「Excel」「PowerPoint」に対抗して作られています。Office製品は原則として有料ですが、これらのソフトウェアは無料でも利用可能です。
どちらにも強み、弱みがありますが、うまく使いこなせばOffice製品を購入しなくても基本ソフトを導入できます。
Office製品とGoogle製品の違い
Office製品の「Word」「Excel」「PowerPoint」とGoogleが提供する「ドキュメント」「スプレッドシート」「スライド」にはどのような違いがあるのでしょうか?
Officeソフトウェア (Word/Excel/PowerPoint) |
Googleソフトウェア (ドキュメント/スプレッドシート/スライド) |
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料金 | ソフト購入が必要 (例)Office Home & Business 2019 ¥37,584 |
基本的に無料で利用可能 |
ソフトウェア | PCにインストール | インストール不要(クラウド) |
クラウド保存 | OneDrive | Googleドライブ |
大きな違いは、Office製品はクライアント(PC)にソフトをインストールして利用するオフライン(非インターネット接続)を前提としたソフトウェアであるという事。
一方のGoogleドキュメント、スプレッドシート、スライドなどのソフトはインターネット(クラウド)への接続を前提としたソフトウェアであるという事です。
どちらにも一長一短があります。特に非インターネット接続時に使えないということで「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」「Googleスライド」などに対して否定的な見方をしている人も多いかもしれませんが、非インターネット接続という状況が少なくなってきた現在では両者の溝はかなり浅くなってきています。
数万円するOfficeのライセンスを購入するくらいなら、「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」「Googleスライド」で代用するというのも一つの手だと思います。
Googleドキュメント、スプレッドシート、スライドはOfficeとの互換性もある
取引先とのやり取りにWordやExcelを使っているという場合でも大丈夫です。Goolgeドキュメント、スプレッドシート、スライドはそれぞれ互換性があります。
エクセルファイルをGoogleスプレッドシートで編集をしたり、逆にスプレッドシートで作成したファイルをエクセル形式で保存することもできます。
Googleのドキュメント、スプレッドシート、スライドはChrome拡張機能でオフライン利用も可能
Googleのドキュメントやスプレッドシートなどは非インターネット環境(オフライン)だと使えないから不便……という考えをお持ちの方も多いと思いますが、Chromeの拡張機能を入れれば、一部の機能は使えないもの、大半の機能はオフラインでも利用可能です。
オフラインで作成したデータはオンラインとなった状態でクラウド(Googleドライブ)と連結することができます。
基本的な用途であれば、ドキュメント(ワード)、スプレッドシート(エクセル)、スライド(パワーポイント)はオフラインでも十分に使うことができるはずです。
機能強化版のG Suiteもあります
Googleの各種サービスの機能強化版といえるG Suiteを利用すれば各サービス(Googleのドキュメント、スプレッドシート、スライド)の他、Gmail、Googleカレンダーなどをより便利に利用できます。
個人事業主/フリーランスでも利用可能で、料金はユーザー単位で680円~となっています。
もちろん、無料版でも十分な機能はありますが、より柔軟な対応が可能です。