個人事業としてフリーランスをやっている方はそろそろ予定納税の時期になります。しっかりと納税する準備はしていますか?予定納税というのは前年に一定以上の所得があった人に支払い義務がある税金で、来年の税金を仮に少し払っとくという制度です。
なんとなく釈然としない税金ですが、立派な税金で払わないという選択はできません。納期限を延滞すると結構な利息の延滞税を取られます…。前年所得が多い方は結構な請求額になるのでしっかりと準備しましょう。
キッチリ支払えないなら減額申請をしましょう
予定納税は去年これだけ稼げたんだから、来年の納税のために前もって払っておこうや、という税金です。
去年が何らかの事情で瞬間的に稼げたというのであれば、減額申請をすることもできます。
・廃業、休業
・業績不振
・多額の医療費
・災害、盗難
・寄付金控除
・新たな配偶者控除、扶養者控除など
・新たな住宅貸入金等特別控除
上記が理由に当たります。
明らかに所得が減るという方もキッチリおさめておくメリットもある
キャッシュ(現金)に余裕があるかたは今年の所得が大きく減るという場合でもあえて減額申請しないという選択があります。
それは「過払いだった場合には利息(還付加算金)がもらえる」という点です。この還付加算金は平成26年は2.9%、平成27年・平成28年は2.8%です。
ご存じのとおり、2016年1月末に日銀によるマイナス金利政策が実行されており、預金していてもほとんど金利はつきません。
参考:ネットバンク金利ランキング
そんな状況で予定納税していたお金について2.8%もの高い利息を付けて戻してくれるなんてすごい運用です。相手は国なので元本保証です。
以上、フリーランスの予定納税の時期がやってきます。遅れると延滞税。払いすぎたら利息を付けて返してくれるというお話でした。