フリーランスの健康・保険

独立・起業後の国民年金のお得な支払方法検証!お得な国見年金保険料の払い方

サラリーマンをやめてフリーランスや個人事業主として独立・起業をするという時、これまでの社会保険(健康保険+厚生年金)から抜けて国民健康保険+国民年金に加入することになります。

健康保険に関しては「任意継続」という手段もありますが、年金については国民年金を納付する必要があります。

そんな国民年金の納付方法について、お得な支払方法を検証していきます。

独立後の収入が順調である場合

順風満帆なスタートを切れたケースですね。この場合は特に問題はないです。

国民年金は「前納制度」があります。2年まで前納が可能なので、できるだけ余裕があるうちに支払ってしまいましょう。年あたり2%ほど保険料が安くなります。

なお、その際は「クレジットカード払い」がおすすめです。2年前納なら379,640円(2019年度)になるわけで、1%還元でも3796円相当のポイント獲得が可能です。無駄にはできないですね。

ポイント還元が高いカードなどを使ってお得に支払いしちゃいましょう。

独立後は年収が下がる見込みの場合

一方で独立開業をしてフリーランス(個人事業主)になったけど、売上や利益(所得)があまりぱっとしない場合です。こちらのケースでは必ずしも前納がお得になるとは限りません。

それは税金との関係があるからです。

国民年金保険料は社会保険料控除という所得控除項目です。個人事業主の場合、以下のように課税されます。

  • 収入(売上)
  • 収入-必要経費=所得
  • 所得-所得控除=課税所得
  • 課税所得×税率=所得税・住民税

国民年金保険料は「所得控除」として所得から差し引くことができます。

この差し引いた課税所得に税率を掛けたものが所得税・住民税となるわけです。言い換えれば「国民保険料納付額×税率=所得税・住民税を節税」することができるということになるわけです。

こうした税金が安くなる仕組みを「税効果」と言います。

所得が少ないと、所得控除を活かせない

日本の所得税制度は所得が増えるほど税率が上がる、超過累進税率を採用しています。

  • 195万円以下:5%
  • 330万円以下:10%
  • 695万円以下:20%
  • 900万円以下:23%
  • 1800万円以下:33%
  • 4000万円以下:40%
  • 4000万円超:45%

前述の「国民保険料納付額×税率=所得税・住民税を節税」という式を考えると、税率が高い人ほど国民年金保険料に対する税効果が高くなるわけです。逆に所得が小さい場合は税効果も小さくなります。

2年前納で379,640円(2019年度)の保険料を払ったとしましょう。

  • 所得なし(赤字):379640円×0%(非課税)=0円の節税効果
  • 所得195万円以上:379640円×20%=75,928円の節税効果
  • 所得300万円以上:379640円×30%=113,892円の節税効果

※所得税率+住民税所得割(10%)を加算

となります。圧倒的に違いますよね。

所得が195万円以上あれば、7万5928円分の税金が安くなるわけです。言い換えると年金保険料の20%が還元されているのと同じことです。

一方で事業を始めたばかりだと、所得ゼロどころか赤字というケースもあるかもしれません。そういった状況であれば、あえて2年前納をする必要は薄いです。

状況によっては国民年金の免除・猶予などの方向で動いた方が良い場合もあります。

配偶者の方が高収入ならそっちに払ってもらう方法もある

たとえば、共働きで、自分は独立して収入が激減するけど、妻は会社員を続け亭という場合、保険料の納付を妻に代わってもらうというのも手です。

生計を一にする親族の保険料は支払い可能かつ支払者の所得控除とすることができます。

夫の所得:100万円
妻の所得:300万円

という場合は、夫の保険料を妻が払うことで前述の税効果を高めることができます(世帯全体で見た場合)。会社員の妻が社会保険に加入していても、国民年金の支払いをして控除を受けることは可能です。

 

ABOUT ME
フリーランスA氏
フリーランスとして福岡でかれこれ10年くらい働いています。 これまでフリーランスとして働いていく上で役に立つと思うような記事を挙げていきます。