専業主婦・パートの妻がいる人が会社を辞めると社会保険料が急増する件

会社を辞めて独立しようとするときの注意点の一つが結婚している人のケースです。特に奥さんが専業主婦やパートで働いていて、社会保険上の扶養に入っているというケースは要注意です。

会社を簡単にやめてしまうとその後の社会保険料負担で死にそうになるかもしれませんよ。そんな理由を説明していきます。

そもそもの会社員とその妻の社会保険制度を知ろう

まずは、そもそものお話です。
会社勤めをしているサラリーマンとその妻の社会保険の関係を知りましょう。

夫(サラリーマン)
・会社の健康保険(協会けんぽなど)
・厚生年金

妻(専業主婦orパート)
・夫の健康保険(保険料負担ゼロ)
・国民年金(保険料負担ゼロ)

こういった形になっています。特筆すべきことは妻の保険料がゼロだということですね。これはサラリーマンの妻は第3号被保険者といってこのように保険料負担がゼロなのです。

こんな感じでめっちゃ恵まれています。

 

会社を辞めて独立したらダブルで負担が増加する

会社を辞めたらこの恵まれた特典はなくなります。

妻の「健康保険料負担」+「国民年金保険料負担」が乗ってきます。
健康保険については後述するとして、国民年金だけでも平成29年度は16,490円(月)なので年間で約20万円の負担増です。

さらに……

自分自身(夫)のほうも実は「払っている保険料は実は半分は会社が負担している」ということです。つまり、本来の保険料(健康保険料・年金保険料)はあなたの給料から天引きされている金額の2倍!だということです。

月に3万円なら本当は6万円で3万円は会社が負担してくれているわけです。

会社を退職した後にびっくりするのが国民健康保険料の高さだと思います。これは国保の構造的な問題もありますが、サラリーマン時代には実は会社が半分持ってくれていたというところも大きいわけです。

参考:国民健康保険料が高すぎる理由と保険料節約の方法

ちなみに、会社を退職した場合でも「フリーランスになった時に考えたい健康保険・任意継続」で紹介したような任意継続を利用すれば、会社の健康保険に入れます。ただし、サラリーマン時代の健康保険料の倍の保険料負担が必要です。それでも国保よりも安く済むケースがあります。

ということはどれだけ負担しなければならないのでしょうか……。特に会社員時代に稼いでいた人は本当にびっくりするような金額の請求が来ますのでご注意ください。

独立資金で健康保険料が払えない……なんてことにならないようにしてくださいね。